2021.05.05 08:251988-3 <テンペスト>11月に稽古、12月に帝国劇場で幕が上がった『テンペスト』(蜷川幸雄演出)が1988年納めの仕事。『テンペスト』は、日本では江戸時代が始まったばかりの1612年初演の、シェークスピア最後の作品と言われている。プロスペロー役は津嘉山正種さん。他には、生涯に渡ってお世話になっている青...
2021.04.27 10:501988-1 <レイニーエクスプレス>千代田線の表参道駅を富士銀行の出口から駆け上がると、明治神宮の石灯籠にもたれて一服。ふぅーっと大仕事を完遂したような満足感。青年男子の喫煙率70パーセント弱、空模様よりニコチンが優先する、訳あって黒柳慎一という芸名時代のことである。人生の全ての悲しみが込み上げるような日々が続いた...
2020.01.15 01:44温泉水99の話。FM鹿児島の『アンテナ@beat!! 〜ピピピ♪〜』渋谷区富ヶ谷というところに住んでいた15年前。近所にマルマンというスーパーがありました。ある日、ペットボトルの棚に温泉水99を見つけました。鹿児島県垂水市の水と表記。東京で鹿児島のものに出会うと嬉しいもの。爾来、飲んだり、料理に使ったりするようになりました。そんな東京時代の話から...
2019.02.06 06:22我が肖像。2019年1月5日に、鹿児島市の宝山ホールで上演した『西郷どんがやって来た 〜あとを継ぐもの〜』の舞台稽古での写真。演出家になってから、写真を撮られることが少なくなりましたから、こんな顔で仕事してるのかと、再確認の1枚です。2018年12月29日 撮影:川越亮 This is a...
2019.01.18 15:10近日公開『あまのがわ』(鹿児島は1月25日から)映画『あまのがわ』への出演は、西田聖志郎さんの推薦があってのこと。西田聖志郎さんは、映画『六月燈の三姉妹』の企画で知られる、鹿児島出身の俳優です。昨夜、『あまのがわ』の古新監督に、西田聖志郎さんとの出会いを尋ねられました。もう、30年近く前のこと。まだ、俳優だった私は、『HOTE...
2018.07.05 09:25ライフデザイン論(自己演出のすゝめ)もう10年になりますか。鹿児島女子短期大学教養学科の"ライフデザイン論"を1コマ担当しています。今年は、5月30日でした。講義のタイトルは例年通り『自己演出のすゝめ』です。例年通りではありますが、時代に応じて、それも鹿児島の時流を鑑みて、お話するようにしています。昨年から、学生へ...
2018.04.30 11:58King of Pain順番が回ってきた。何を話そう。久しぶりの酒席、自己紹介である。長く生きているし、稀有な経験も多いので、話そうと思えばいくらでも話せるが、長話はもちろん、自慢話に聞こえるのも好まない。さらに、演出家は、地方ではわかりづらい職種だ。鹿児島の人でも理解しやすい、誰でも知る仕事、圧倒的な...