ラジオ朗読劇 椋鳩十の世界
MBCラジオ(南日本放送)で、2015年4月にスタートした『ラジオ朗読劇 椋鳩十の世界』は、本日(2021年3月25日)の放送で最終回を迎えました。
当初は、音声のみでもストーリーがわかりやすいよう、原作からセリフを起こしたり、話順を入れ替えたり、鹿児島弁を交えたりと、”劇”としての要素を強く打ち出しての演出でした。
途中、著作権の関係で、出版作に忠実に朗読することとなり、読み手の力量の向上が必要と、俳優たちを特訓。夜遅くまでの収録も珍しくありませんでした。
仕事中にちょうどいい、帰宅途中の車で聴いているなど、多くの方に嬉しいお言葉をかけていただきました。
また、椋鳩十さんの教師時代の教え子の皆さんは、正座して聴いていらっしゃると伺い、身の引き締まる思いでした。
『大空に生きる』のように、1年に渡ってお送りした思い出深い作品もあります。
椋作品の面白さは勿論、センスあるMBCのディレクター、優秀な俳優たち(ろくにギャラも払えずごめんね)のおかげで、約70話をお送りすることができました。
ラジコの普及で期待しました、全国無料放送は、著作権の関係で叶いませんでしたが、多くの方々に支えられ、6年もの長期間の放送ができましたことを、この場をお借りして深謝いたします。
誠に有難うございました。
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